Eye Of The Tiger♪

 

 

ねこたよりというブログを書き始める前、私は鳥の名前について殆ど知りませんでした。
今でも詳しい訳ではありません。

 

 

当時、私はあまりに鳥の名前を知らなさすぎて、少しは身の回りにいる野鳥の名前ぐらい覚えたいと、鳥の姿を自分の手で写真に収めて、少しずつその名前を覚えようとしたのが、そもそも「Blackbird♪」というブログのシリーズの始まりでした。

 

 

「Blackbird♪」がきっかけですが、ブログ休止中の間も鳥の写真は撮り続けました。

旅先でも偶然目の前に鳥が飛んで来たりして、これまで何羽か珍しい鳥まで運良くカメラに収めれた。

 

 


 

 

ただ仮に鳥の名前に精通したからと言って、そのことで世の中で何か得をするとか、女の子に特別もてるようにようになるという訳ではありません。
鳥に関する学者やその道のプロでもないので、それらが私にとって生きていくために重要な知識とは言えないでしょう。

 

 

私個人としては鳥についての知識に精通している人々を尊敬します。
けれども世間的には「鳥の名前しっているんだ…へぇー凄いね…」くらいの感じでは…。

 

 

まぁ…それは今生きているこの世界の、殆どの事柄・事象に関する知識についても同様かもしれない…相対性という渦の中では。
学者やその道のプロでもない限り、あるいは学者やその道のプロであっても、同じように言われることなのかもしれません…。

 

 

「へぇー凄いね…」と。

 

 

ただ時々ふっと思う…。
逆に考えれば、「この世の中を生きていくうえで本当に重要な知識」とは何だろう?

 

 


 

 

そんなことを考えながら、鳥の写真を、今も、ささやかに楽しみながら撮り続けています。

 

 

この「Eye Of The Tiger♪」(2013年2月27日ブログ「ねこたより」掲載)という記事の中では、鳥の名前を「ムクドリ」としています。
しかし私の記憶の中にある、あの時見た鳥は「ムクドリ」ではありません。

 

 

サイズ的にはムクドリくらいなのですが、ムクドリという鳥の名前・姿を知っている今となっては、あれは違う鳥だったと言わざるをえない。
それは当然スズメや鳩、カラスではなかったし、ヒヨドリ、セキレイ、ツグミ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロなど町中でもよく見られる鳥たちでもなかった。

 

 

今でも私にはあの時の鳥の名前は分かりません。

 

 

「Eye Of The Tiger♪」という記事の中でも、別の意味ですが、この鳥の名前は情報としてあまり大事ではありません。
私が当時見た鳥のサイズがムクドリくらいの大きさだったというだけです。

 

 

それくらい大きい鳥だったということは間違いない。

 

 

そのことは、あめにとっても同様でした。
あめはよくスズメを何匹も捕まえては家に持ち帰りました。
彼は非常に優秀なハンターでした。

 

 

しかし、自分で獲った獲物を食べたことは一度もなかった。
彼の意識の中では、獲物を家に持ち帰って、仲間である私たちに「よくやった」と褒めて欲しかったのかもしれない…。

 

 

伝えたかったことは、あの時の鳥は、彼にとってそれまで獲った獲物の中で過去最大サイズだったということです。

 

 


 

「Eye Of The Tiger♪」

(2013年2月27日ブログ「ねこたより」掲載)

 

 

 

それはあめ爺がまだ家と外を自由に行き来する外猫だった頃…。

 

 

その日私は仕事がお休みの日…昼下がりの午後を、一人で本を読みながらのんびり過ごしていました。

 


1階にはささやかな庭と縁側があり、あめが行き来できるように窓を20センチメートルくらい常時開けてあった…。

 そして、2階の廊下には大型の猫用フード付トイレが置いてありました。

 


本に集中して意識の奥深くにある中…遠くから音が聞こえてきた。

 

 

「ザッ…ザザ~…ザッ…ザザ~」

 


「ザッ…ザザー、ザッ…ザザー」と猫砂をかく、激しい音が何度も聞こえて来ました。
私はあめに何か尿結石等のトラブルがあったのだろうかと心配になり、フード付トイレに歩いて近づいて目の前で立ち止りました。

 

 

すると中から「バサッ…バサッバサッ」と鳥の羽の音が…。

 

 

嫌な予感がして…そのトイレのフードを開けてみると…猫砂の上でムクドリが羽を動かしてもがいていました。

 


「ザッ…ザザ~…バサッ…バサッバサッ…ザッ…ザザ~」

 

 

そしてそのムクドリの首をがっつり咥えていてる、あめと私は目があった。
彼の口に収まらないくらい大きな獲物を必死にくわえようと、カッと大きく見開いた目に…。

 

 

あの時見た…あめの目を…ビデオクリップ風に…。

 

 

Eye of the Tiger♪

映画ロッキー3の主題歌で、アメリカンロックのサバイバーは懐かしい…。
この頃は、ヴァン・ヘイレン、ナイトレンジャーなど、アメリカンロック全盛だったような記憶があります。

人によって時代の印象は異なるでしょうが…。
カヴァーはお馴染みのIgorさん。

 

 

Eye of the Tiger♪

Frankie Sullivan

Survivor

 

 

 

Eye of the Tiger?

 

 

 

 

 

 

Eye of the Tiger?

 

 

 

 

 

 

Eye of the Tiger?

 

 

 

 

 

Eye of the Tiger?

 

 

 

 

目があった後、あめはムクドリを咥えたまま逃げようとしましたが…あめもビックリしたのか、ムクドリが口からはずれ逃げ出し部屋の中を飛び回りました。

 

 

そして何度もガラス窓にぶつかった…。

 

 

私が慌てて窓を開けると、ムクドリは無事に空へ飛んで行きました。
怪我はしていなかったようでした。

 

 

あめは部屋の中を「みゃぁーみゃぁー」と叫びながら、その鳥を探しました。
かなり長い時間、匂いを嗅いであちこちうろついていた。

そして時々、何か物言いたげで寂しげな目をして私をみつめた…。

 

 

結局、部屋の中に鳥がいないことが分かると…駆け足で1階へ降りて行き再び外へ狩りに出て行った。

 

 

一人部屋に取り残された私は呆然と立ちつくした。

しばらくしてから、手持ち無沙汰だったので、窓の外を見つめて逃げた鳥を探した。

 

 

そして「大きな鳥だったな…」とため息まじりにつぶやいた。

 

 

 


 

 

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